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「分散投資」と「長期投資」でリスクと上手に付き合おう!

「分散投資」と「長期投資」ってなんだろう?
運用を始める前に押さえておくべきポイントを教えてほしいな。

「リスクがあるから運用はコワい」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。リスクはちょっとしたコツで小さく抑えることができます。リスクと上手に付き合っていくためには、「分散投資」・「長期投資」を心がけることが大切です。

分散投資とは

投資の格言に「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉があります。

分散投資とは

これは運用の世界でも同じことがいえます。1つの資産に集中して投資した場合、その資産の運用が悪化すると運用に大きな影響を及ぼします。しかし、複数の資産に分けて投資しておけば、1つの資産の運用が調子が悪くても、他の資産の運用が良ければ、マイナスをカバーしてくれることが期待できます。これが「分散投資」の効果です。

投資する資産によって、こんなにリターンとリスクの大きさは変わります。
各資産の過去10年間のリターン(最大値・最小値)の比較

各資産の過去10年間のリターン(最大値・最小値)の比較

  • 上記のグラフは次の指数の年間収益率をもとに、過去15年間(2006年度~2020年度)のリターン(プラスおよびマイナス)の最大値を表したものです。国内債券・・・NOMURA-BPI総合/外国債券・・・FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし、円ベース)/国内株式・・・東証株価指数(TOPIX配当込)/外国株式・・・MSCI-KOKUSAI(ヘッジなし、円ベース、配当込)
  • 上記の内容は過去の実績であり、将来の実績を約束するものではありません。

へぇー。債券に比べて、株式はリターンもリスクも、ずいぶん大きいんだね。 株式はリターン・リスクともに大きいけど、分散投資することで、リスクが抑えられるんですよ。

長期投資とは

次に「長期投資」についてみてみましょう。長い運用期間においては、相場が大きく変動し、資産が一時的に大きく減少することも考えられます。しかし、価格変動の大きな商品でも、長期間保有することで1年あたりのリターンのバラつきが抑えられ、リターンは安定する効果があります。

国内株式を1年間保有した場合と10年間保有した場合のリターンの比較

保有期間1年のリターン 保有期間10年(1年あたりのリターンに換算)

  • 上記のグラフは東証株価指数(TOPIX)をもとに作成しています。(例)2000年の保有期間10年のリターンは、1990年末に購入した株式を2000年末に売却した場合のリターンを1年あたりに換算したものです。
  • 上記のグラフの運用実績については過去の実績であり、将来の実績を約束するものではありません。

短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で判断することが大切なのね! リスクを正しく理解しておけば、運用はそんなに難しいものではありません。あとは、自分にあった運用商品選びができるかどうかが重要なポイントです。次は、運用商品について学習していきましょう!